コロナ対策に正解はない。今は個々人が自分で考え行動することが求められている。
テレビをつければ新型コロナウィルスの話ばかりですね。
この問題は全国民にとって身近な問題であり、他人事ではいけないのだと思います。
これまでわかってきている情報から、個人がやるべきことは、感染しないように、感染させないように、次の3つを徹底することだと私個人は考えています。
- まめな手洗いやアルコール消毒
- マスクの着用
- イベントなど大人数の集まる人口密度の高いところに行かない
そして、診察基準に値する症状が出たら病院に行く。
私は、それ以外は日々の生活を変える必要がないと考えています。
「いやいや、全国民が外出を自粛すべきだ」
そう言う人も多いと思います。しかし、私はそうは考えていません。
外出自粛を実行することで収入が途絶え、来月の家賃が払えなくなり、生活が難しくなる人がたくさんいます。
それにより、例えば、自殺者の数が増えることは容易に想像できます。精神的に影響が出てうつ病になるといった人も増えるでしょう。
この問題は長期化する可能性も高そうです。そうなると、影響を受けやすい業種で働く収入の低い人から順に犠牲になっていくことは目に見えています。
これは、とても難しい問題です。
「0か100か」では解決は不可能だと思います。
全員が外出しないようになれば解決する問題ではありません。
個人的には、「40代までの若い世代は前述の3つを徹底しながら経済活動を止めない。50代以上の人は国や民間が支援する前提で外出を禁止する」といった対策の方が総合的に見てより健全な社会を保てる可能性が高いのではないかと考えています。
とはいっても、何が正解かは誰にもわかりません。
今、我々が求められていることは、個々人が、この問題に対して深く考え、社会人として責任ある行動をとることなのだろうと思います。
そして、自分と異なる行動をとる他人を批判しないことなのだと思います。それは、個々人でおかれている状況が異なるからです。
それは、もちろん大学の部活においても同じです。
最近、Twitterでいろいろな大学の庭球部の活動を覗いています。
前回の記事「確信した。愛のない大学庭球部は滅びる。いい意味で、みんなバカになれ。」でも少し言及しましたが、今は「新歓」の時期でもあるため、どの大学もSNSを活用して情報発信をしています。
大学体育会庭球部の良さがたくさん伝わってきます。暗いニュースばかりの中、とても心が癒されます。
Twitterには「大学庭球部アカウントまとめリスト」なんかも転がっているのでフォローするとよいと思います。
このリストのタイムラインを眺めていても、たまに目に付くのがコロナ関連の情報です。
例えば、宿泊施設を利用する春合宿は多くの大学でコロナの影響で中止となっています。
それ以外にも、新歓のための各種イベントや対抗戦を中止とせざるを得ないケースもあります。
最悪、大学そのものが閉鎖され、構内のテニスコートで自主練をすることもできなくなるという大学も出てきています。
影響の大きさは大学により大小さまざまですが、やはり重要なことは自分たちはどうするか、いや、自分はどうするかです。
個々人が、考え、工夫し、行動することです。
できなくなった分、どうやって取り戻すか。
チームとして目標を放棄しては、部の存在意義がなくなります。意識の高い一部を除く、その他の交流目的のサークルと同じです。
目標を達成するために必要なアクションを計画、想定していたはずです。それをやり切らなくては目標の達成はありません。
たとえ学校のコートが使えなくても、個々人がトレーニングできる環境も、方法も、探せばいくらでもあります。
ちゃんと探せば壁打ちのできる、ボールを打てる場所もみつかります。
これを機にスクールが主催するワンデートーナメントにエントリーしてみるのもいいでしょう。小さなイベントは開催されているところもあります。
他者に下手に影響されない、個々人の意識と行動が、チームの差を作ります。
もちろん、新型コロナウィルスが拡散しないように責任ある行動をとることは前提です。
何も考えない「右へ倣え」は不幸のはじまり。社会のためにもならない。
私はそんなことを考えながら、今日も大好きなテニスをします。笑顔を忘れないためにも。
それではまた、きっとどこかで。