元某大学テニス部コーチブログ

学生テニスプレーヤーへ

負け試合って意味ある?勝たなきゃ無意味だよね。そうではない。ただ、挑戦しなきゃ無意味。

試合は、最後の最後まで、投げ出すことなく、挑戦し続けなきゃダメです。

 

長年スポーツと向き合い、指導者の立場も経験する中で、私はこう考えるようになりました。

 

なぜなら、試合は、読んで字の如く、相手との試し合いだからです。

 

何を試すのか。

 

それは「限界」です。

 

自分史上最高のパフォーマンスへの挑戦。それを相手と試し合う。それが試合です。

 

試合とは、限界への挑戦。

 

だから、相手には敬意を示さないといけません。感謝しなきゃいけません。ともに挑戦する、同士なのだから。

 

だから、途中で投げ出すなどもってのほかです。負けそうな自分、ミスをする自分、そんなものにいちいち腹を立てている暇などありません。

 

試合は、相手との戦いではなく、自分との戦いなのです。

 

では、勝敗は?

 

それは、第三者が楽しむためのものです。観戦者が楽しむためのものです。

 

限界に挑戦するあなたは、そんなことに心を奪われている暇などありません。

 

限界に挑戦する自分に、限界にたどり着いた自分に、限界を超えた自分に、酔いしれていればいいんです。

 

「ミス」や「敗北」といった、結果なんかに心を奪われている場合じゃない。

 

今、この瞬間、このボール、この打点に、全神経を集中するんです。

 

試合は、限界への挑戦なのだから!

 

それではまた、きっとどこかで。