元某大学テニス部コーチブログ

学生テニスプレーヤーへ

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

試合中に嘆いても何ひとついいことはない。試合中の表情は意識的につくれ。

錦織選手の試合を観ていてよく思うことがあります。 他のトップ選手と比較して、嘆いている回数が多い。嘆いている時間が長いと言った方が正しいかもしれません。そして、ガッツポーズが小さい。 もちろん程度の差はありますが、現世界トップ3である、ジョコ…

試合では「自動化」できている技術しか使えない。運動学習でいう自動化とは?

運動学習における3つの段階という話を聞いたことがあるという選手も少なくないと思います。 ある運動を習得するまで、例えば、「バックハンドスライスをはじめて見た」ところから「試合でバックハンドスライスを難なく使えるようになる」までには大きく分け…

レギュラーを部内ランキングで決め、部内戦が活発化しているテニス部は強くなる。

関東にある大学のテニス部は、今まさにリーグ本番です。今日が最終戦という部も多いでしょう。今年は男子が全77校、女子が全66校。しのぎを削って戦っています。 私がコーチを務める大学ももちろん戦っています。本番直前、部員には以下のメッセージを届けま…

3セットマッチでプロも実践するシンプルで効果的なシングルスの戦略事例。

前回の記事「相手がいないところに打つのがテニス!ではない。」の最後に予告した通り、今回はトッププロも実践するシングルスの戦略、3セットマッチ編をお届けします。 これはあくまで一例です。これを参考に、自分のプレースタイルにマッチした戦略を構築…

相手がいないところに打つのがテニス!ではない。

以前、主にシングルスを想定して、試合序盤は「打つべきところ」ではなく「打てるところ」に打てと書きました。 そこでは、打点にアジャストしきれていない序盤は、オープンコートを狙って技術的に難しいストレートを選択してミスすることを減らすべき。リス…