テニスに必要なメンタル・考え方
前回の記事でポイントやゲームを取った直後の油断を解消するための話をしました。 また、この油断とは別に、格下の相手に対する油断があると書きました。 今回は、この格下の相手に対する油断を解消するための話について書きたいと思います。 もちろん、勝負…
試合に勝つために戦うテニスプレーヤーたちは皆必ず「油断する自分」と戦う時期があります。 油断が原因で、格下の相手に負けたり、必要以上に試合が接戦になったり。もしかしたら油断している自覚がない選手もいるかもしれません。 正しい知識と強い意志が…
私がこれまで大学で選手たちに伝えてきたことのひとつに「考えよう」があります。 練習の「質」を上げるのがコーチの役割のひとつです。そのためには考えることが不可欠です。 とはいっても、「もっと考えなさい」と直接伝えているわけではありません。「自…
以前の記事にも書きましたが、テニスに限らずスポーツには、持力(じりょく)と実力が存在します。そして、実力をどこまで高められるかは技術面よりもメンタル面や思考力で決まります。そのため、技術面で格上の相手に勝てることがあるというのがテニスの面…
今話題の若手選手、カナダの20歳、デニス・シャポバロフ選手も次の動画で、「ジュニアの頃からいつもロジャー・フェデラーを観て、テニスコートではロジャー・フェデラーを真似していた」と話しています。 Toronto 2014: @denis_shapo first practises with …
人生は有限です。 目標を設定して活動する場合、限られた時間の中でどうすればそのゴールにたどりつけるのかを考えることは目標達成に不可欠です。 例えば、私がコーチを務める大学のテニス部の場合、ゴールはリーグ昇格です。リーグ本番は年に1回。本番まで…
以前の記事でも書きましたが、私には息子がいます。今7歳で4月からは小学2年生です。時が経つのは早いものです。 私の子育て歴もまもなく8年となるわけですが、これまでに息子からたくさんのことを学んできました。 そのなかのひとつに以下があります。 「す…
まず、失礼を承知で言い切りますが、大坂なおみ選手の強みは頭脳ではありません。 大坂選手の強みは、あの恵まれた身体が生み出すパワーと技術力の高さが生み出すショットの精度です。 大坂選手も「コートでは、私は3才児」と話しているように、自分自身もそ…
あなたのテニスのゴールは何ですか?テニスでどんな結果を得られればあなたの心は満たされますか? 今回はまずこの問いについて、自分の答えを確認してみてください。 その答えは大きく次の2つに分けられます。 勝利 上達 主に試合に勝つためにテニスをして…
前回、優勝できる選手とできない選手の差は技術ではないと書きました。技術や身体よりもまず地頭、次に心を磨くことの方が重要という話をしました。 今回はその続編です。選手の頭と心を育てることの重要性をわかっているコーチが考え、実践していることを事…
昨年末、小学1年生の息子が大会4回目の挑戦にしてはじめて優勝しました。 実際の表彰式の様子 それは10歳以下のオレンジボールの大会で、この日は小学1年生~3年生の計10名が名誉をかけて戦いました。 オレンジボールの大会といっても羽子板テニスではありま…
フェデラーは言っています。 勝つために必要なことだと納得さえできれば、トレーニングはそんなにつらいものじゃない。 これは雑誌「テニスマガジン」の特集となっていたフェデラーのインタビュー記事にあった言葉です。 勝つために今の自分に本当に必要なこ…
私がコーチを務める大学のエースで、部員の中でもっともテニスを知っていることからメニュー係を任されていた選手がいました。 今回は、彼から練習メニューを決めるために事前に意識合わせした内容を共有したいと思います。 彼が部の選手たちを見ていて「改…
今回は、私がコーチを務める大学が昇格という大きな目標を達成した年のエースの話をしたいと思います。 その選手は4年生で、チームのムードメーカー。どんな場面でもチームを引っ張り、部員全員から慕われていました。 何よりもコート上でプレーする姿が素敵…
以前、1年生で将来部を引っ張ることになるであろう選手のひとりからLINEでこんな相談を受けました。 同じような悩みを持っていて「その気持ちわかる!」となるプレイヤーは多いと思うので相談内容とその回答をほぼそのまま共有したいと思います。 突然の連絡…
以前、部のエースでチームを引っ張る幹部のひとりからLINEでこんな相談を受けました。 みんな日々上達していることはわかるんです。ただ試合でなかなか勝てない。同じくらいのレベルに見える相手に数ゲームしか取れずに負けて帰ってきたりします。 テニスが…